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ヒミコ (天体)
ヒミコ〔 (Himiko〔)は、くじら座の方向、130億光年〔の彼方に存在する巨大なライマンα輝線天体〔。ハワイのすばる望遠鏡で大内正己特別研究員が率いる日米英の国際研究チームによって発見された。130億年前の光であり、研究者は発見当時「今まで宇宙初期時代で発見された物体として最も大規模なものかもしれない」としている〔。地球に光が到達するまで130億年かかっており、宇宙の始まりから8億年のころの天体であるとされる。 == 発見 == ヒミコはハワイのすばる望遠鏡で大内正己によって発見された。発見された場所はすばるXMMニュートンディープサーベイフィールドであり、この範囲で他の207個の銀河候補とともに見つけられた。ヒミコはその中のひとつであったが、あまりに明るすぎて遠方の天体と信じられていなかった〔。W・M・ケック天文台やラスカンパナス天文台で分光観測が行われ、ヒミコには水素輝線があることがわかり赤方偏移がz=6.595であることがわかった。これによってヒミコは130億光年の距離にあると確認された。カリフォルニアのカーネギー研究所で研究を行っていた大内正己は「私はこの距離で画像を分解できた他の類似した天体を聞いたことがない。ちょっと前代未聞だ。」と述べている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒミコ (天体)」の詳細全文を読む
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